遺言の方法
 
相続税対策・・・トラブル、遺言書、納税、節税対策、事業承継
   

  1. 相続(税)対策は

      (1)   遺産分割のトラブルをなくすための対策

      (2)   納税資金の対策

      (3)   節税対策

      (4)   事業承継を考える、 ことです
       
       

  2. 相続税を心配する前に(相続税の概要) 

      (1)   相続財産が基礎控除額以下なら、相続税はかかりません。 

      (2)   基礎控除額=5,000万円+(1,000万円×法定相続人の数) 

      (3)   配偶者が相続した財産については

        @   法定相続分相当額(子があれば1/2)

        A   1億6,000万円以下
         
         1.または 2.以内であれば、相続税は0となります。

      (4)   相続財産の評価の仕方

        @   現金預金 ----------- 額面の金額(利息相当額加算)

        A   上場株式・債券等 ---- 市場価格

        B   土地・借地権等 ------ 路線価または固定資産税評価額の一定倍

        C   建   物 ----------- 固定資産税評価額(概ね購入額の50%〜70%)

        D   借 入 金 ---------- 額面で控除

      (5)   被相続人が居住の用に供していた家屋の敷地
       240平方メートルまでの部分については、相続税評価額の80%が減額されます。
       ※この小規模宅地の評価減は相続税の申告が条件であり、その他の制約があります。
       
       

  3. 遺産分割のトラブルをなくすには

      (1)   遺言書の作成

        @   自筆証書によるもの(日付、署名、捺印も忘れずに)

        A   公正証書によるもの

        B   メモ的もの及び、口頭でも一応の効果があります

        C   財産に限らず、その他の事も遺言しておきたいものです  


      (2)   遺言書について

        @   遺留分を意識した遺言書であること

        A   相続税申告、納税も考慮した遺言書であること
        (注) 使える遺言書にするためにも、試案を作り、税理士事務所で相続税の試算をしてみてはいかがですか。それをもとに遺言書を作るのが最良です。 


      (3)   遺言書を残さない場合(遺産分割を相続人に委ねる場合)
       分割をスムーズに行う為に

        @   財産分けを前提とした財産の小口化

        A   居住用宅地について、相続予定と居住関係の整理

        B   未利用地の活用

        C   低収益資産を優良資産に組替え
         
         


  4. 納税対策

      (1)   相続税はどのようにして納税するか

        @   現金納付(申告期限内に、一時に金銭納付)

        A   現金納付が困難な場合

          (イ)   延納(分割払い) --- 相続財産の内容により延納期間、利子税が異なります

          (ロ)   物納(不動産、公債、社債、上場株式等) --- 相続財産による納付です。
           


      (2)   納税資金

        @   自分が持っている現預金

        A   相続を受けた現預金

        B   相続の時もらえる生命保険

        C   相続でもらった不動産の売却

        D   相続でもらった不動産による物納です。
         


      (3)   物納により納税するには
       生前に物納できる状況を整えておく。(売却するにも便利)

        @   地積測量

        A   境界の確認

        B   隣接地が公共用道路である時は、道路明示

        C   貸宅地の整備等(借地権との交換)

        D   その他の整備(相続開始後に相続人の物納に係る費用は、税法上控除されません)
         
         


  5. 節税対策

      (1)    相続税の節税対策を一言で言うと、「生前贈与」につきると思います。「生前贈与」は私共の[相続税対策としての生前贈与のお勧め]を参考にして下さい。

      (2)    相続税の節税対策は相続財産の内容、被相続人の年令、相続人との係わり、相続人間の状況により異なって来ます。 

      (3)    節税対策ベスト5

        @   「生前贈与」
        (イ) 現金預金に余裕があれば贈与を
        (ロ)上場株の贈与(評価が下がっている時に)

        A   一代飛び越し、相続としての養子縁組(2割加算のデメリットはあります)

        B   生命保険の加入

        C   不動産の整理
        (イ) 保有を考えない宅地は売却し、現金化を考える。
        (ロ) 将来的に保有するつもりの宅地には、貸家を建築
        (ハ) 低収益物件から優良物件への組替え
        (ニ) 借地権と宅地の交換
        (ホ) 事業用不動産は法人等に借地権を設定したり、事業承継者に少しづつ贈与していく
        (へ) 一時の現金納付が困難と考えられる場合は、物納の準備をしておく。(売却する場合も動き易い)

       

  6. 事業承継
     

      (1)   後継者の方向付け、義務づけ
       

      (2)   自社株の贈与、役員に登用
       

      (3)   事業用不動産を承継者に一部贈与
       

      (4)   個別事情により対策を検討する
       

      (5)   今が自社株の贈与チャンス。
       宅地の評価が低く、利益が出にくい時代です。一度、自社株の評価をされてみてはいかがですか。


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